ヒートとTウルブスが東西の第8シード PIT2戦目で勝ち残る あすからプレーオフに突入

[ 2023年4月15日 13:17 ]

コートサイドにいた友人と握手を交わすヒートのバトラー(AP)
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 NBAのプレーイン・トーナメント(PIT)は14日、最終日の2試合を行い、東地区では7位ヒートが地元マイアミ(フロリダ州)で10位ブルズに102―91(前半49―44)で競り勝って第8シードの座を確保した。

 ヒートは11日、8位ホークスに105―115で敗れて第7シードの座を逃していたが“セカンドチャンス”で4シーズン連続のプレーオフ進出が確定。この日はジミー・バトラー(33)とマックス・ストルース(27)がともに31得点をマークしてチームを勝利に導いた。プレーオフ1回戦ではリーグ全体の首位でもある第1シードのバックスと対戦。第8シードながら今季は2勝2敗と善戦している。

 ブルズは12日に東地区全体9位のラプターズを109―105で退け、3年目を迎えた現行PITで初めて10位のチームとして勝っていたが、ヒートには惜敗。第4Q序盤で6点をリードしていたものの、勝負どころの残り3分を切ってから1―15と圧倒されて2シーズン連続でポストシーズンを迎えることはできなかった。

 西地区では8位のティンバーウルブスが、地元ミネアポリス(ミネソタ州)でブルズ同様に10位から勝ち上がっていたサンダーに120―95(前半57―47)で快勝。7位レイカーズとのPIT初戦は延長の末に102―108で敗れたが、ホームで迎えた2戦目に勝って第1シードのナゲッツと1回戦で対戦する第8シードの座(今季の対戦成績は2勝2敗)を確保した。

 ティンバーウルブスではレギュラーシーズンの最終戦(9日=対ペリカンズ)のタイムアウト中に、チームメートのカイル・アンダーソン(29)を右手で小突いてレイカーズ戦で出場停止となっていたセンターのルディー・ゴベア(30)が復帰して21得点、10リバウンド。第2Qにはアンダーソンとのコンビでアリウープからのダンクを決めた。

 カールアンソニー・タウンズ(27)はチーム最多の28得点と11リバウンドを記録。サンダーの大黒柱、シェイ・ギルジャスアレクザンダー(24)と「いとこ関係」にあるニキール・アレクザンダーウォーカー(24=同選手の母がギルジャスアレクザンダーの父ときょうだい関係)も、12得点と6アシストを稼いで勝利に貢献した。

 サンダーはPIT初戦で9位のペリカンズを123―118で退けたが、ティンバーウルブスには完敗。最も進歩した選手に与えられるMIPの最終候補3人の中に入ったギルジャスアレクザンダーはフリースローを12本すべて決めて22得点をマークしたが、後半で勝機は見いだせなかった。

 <23年のPIT>
 ▼東地区
(8)ホークス116―105(7)ヒート
 *ホークスが第7シード
(10)ブルズ109―105(9)ラプターズ
(7)ヒート102―91(10)ブルズ
 *ヒートが第8シード
 ▼西地区
(7)レイカーズ108―102(8)ティンバーウルブス
 *レイカーズが第7シード
(10)サンダー123―118(9)ペリカンズ
(8)ティンバーウルブス120―95(10)サンダー
 *ティンバーウルブスが第8シード

 <プレーオフのカード>
 ▼東地区
(1)バックス―(7)ヒート
(2)セルティクス―(8)ホークス
(3)76ers―(6)ネッツ
(4)キャバリアーズ―(5)ニックス
 ▼西地区
(1)ナゲッツ―(8)ティンバーウルブス
(2)グリズリーズ―(7)レイカーズ
(3)キングス―(6)ウォリアーズ
(4)サンズ―(5)クリッパーズ
 *カッコ内の数字は地区全体順位

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