東京SG、FW陣の執念でPO進出決定　テビタ・タタフが逆転トライ

ラグビーリーグワン第15節   東京SG11―9横浜 （ 2023年4月15日    神奈川・日産スタジアム ）

＜横浜・東京SG＞後半、タタフが逆転トライを決める（撮影・篠原岳夫）
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　3位の東京SG（旧サントリー）が、上位4チームで争うプレーオフ（PO）に2季連続での進出を決めた。横浜（旧キヤノン）に11―9で逆転勝ちし、4連勝の12勝目（3敗）で勝ち点4を積み上げ同55。日本代表No・8のテビタ・タタフ（27）が逆転トライを決めた。

　FW陣の執念が実った。6―9の後半32分、敵陣右ゴール手前でラインアウトのチャンス。力強いモールで約5メートル押し込み、最後はタタフがインゴール右隅へ飛び込んだ。両軍がPGのみで得点を重ねる我慢の展開が続く中、この試合唯一の貴重なトライだった。

　田中澄憲監督は「FWの力。モールでプレッシャーをかけていた」とうなずいた。同36分には自陣のマイボールスクラムで相手反則を誘い、ピンチ脱出。2季連続PO進出となり、共同主将のフッカー堀越康介は「最後の最後で流れを持ってくることができた」と安堵（あんど）した。