岩井明愛“振り切って”2位発進 前週妹・千怜のV争いが刺激「自分も頑張らないと」

[ 2023年4月15日 04:39 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第1日 ( 2023年4月14日    熊本県 熊本空港CC=6523ヤード、パー72 )

<KKT杯バンテリンレディス初日>18番、ホールアウトし有村(左)と笑顔で称え合う岩井明(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 双子姉妹の姉・岩井明愛(あきえ)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、首位と1打差の2位と好スタートを切った。妹の千怜(ちさと、ともに20=Honda)も69で回り、3アンダーの6位と好位置。昨季2勝を挙げた千怜に続く初勝利をつかみ、ツアー史上初の双子優勝を目指す。66をマークした申ジエ(34=韓国)が6アンダーで単独首位に立った。

 攻め切った結果、ボギーフィニッシュでも悔いはない。岩井明愛は最終18番パー5で第2打を池に入れてこの日初めてスコアを落とした。それでも、今季自己ベストとなる2位での好発進。「自分らしい攻めのプレーができた。久々にドライバーが良かった」と明るい表情で言った。

 1番パー4でティーショットをフェアウエーに置き、第2打をピン奥2メートルにつけてバーディー発進。ここから6バーディーを重ねた。直近2戦は予選落ちと50位。父・雄士さんらの助言で、スイング時に振り切れていないことに気がついた。「振っていこう」と強く意識し、1Wショットが安定したという。

 前週は、妹の千怜が優勝争いする姿を18番グリーンで見守った。結果は2位だったが、「自分も頑張らないと」と発奮材料になった。目標としている姉妹でのV争いの末に、明愛が初優勝となれば史上初の双子ツアーVになる。「楽しんで自分のプレーができれば」。初めて訪れた熊本で、初めての勝利をつかみ取る。

 ≪妹・千怜も上々6位≫妹・千怜も6位と上々のスタートを切った。最終18番パー5では第1打を左に曲げて出すだけとなり、残り223ヤードの3打目が池に入ってボギー。「悔しいですね」と振り返りつつ、姉の明愛も同じ池に入れたことを伝え聞くと「だと思った。でも、攻めた結果なのでいいと思う」と語った。前週は1打差2位で惜敗したが「今週は今週という感じ」と切り替えは済んだ。好調を維持するショットを武器に、今季初となる通算3勝目を狙う。

続きを表示

2023年4月15日のニュース