池江璃花子が2冠「悔しい気持ち」も「勝ち切れた」100M自Vも2種目目の世界選手権代表内定ならず

[ 2023年4月7日 17:22 ]

競泳日本選手権第4日 ( 2023年4月7日    東京アクアティクスセンター )

<第99回日本選手権水泳競技大会 4日目>女子100メートル自由形決勝で優勝を果たし、歓喜の池江(撮影・河野 光希)
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 競泳日本選手権は7日、世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル自由形決勝で予選全体3位だった池江璃花子(22=横浜ゴム)が54秒17で優勝し今大会2冠を達成した。しかし派遣標準記録の53秒61は突破できず2種目目の世界選手権代表内定とはならなかった。2位は54秒31で池本凪沙(イトマン東京)、3位は54秒51で白井璃緒(ミズノ)。

 レース後、池江は「一番優勝を狙っている種目でもあったので、タイムは53秒台を出したかったんですけど…悔しい気持ちはあるんですけどしっかり勝ち切れたのは良かったと思います」と語った。

 初日の100メートルバタフライ決勝後は「勝てないと思って臨んだ」と語っていたが、「逆に勝てると思って出たレースだったので、若干変な緊張感だったりはあった」。2コースの神野が飛び出す展開にきっちりと付いていき「最後は凄いきつかったんですけど、絶対負けないという強い気持ちを持ってレースを終えることができました」と納得の表情を見せた。

 8日の50メートルバタフライに向けては「一番メインにしていた種目ですし、勝てる自信もありますし、記録もしっかり出したいなと思っている。あと2レースしっかり結果を出して笑顔で終わりたいと思います」と前を向いた。

 予選では最終5組の第4レーンに登場。55秒05の全体3位で午後5時17分開始予定の決勝に進み「想定したタイムより0秒70ぐらい遅い。決勝までに改善することはたくさんある。楽に泳いだレースだったので、決勝に向けて気持ちを入れていきたい。決勝は53秒台が目標。53秒99でもいいので、53秒台を出して優勝できるように頑張りたい」と語っていた。

 大会初日の4日の女子100メートルバタフライを復帰後の自己ベスト57秒68で制して、既に世界選手権代表に内定。6日の女子200メートル自由形を棄権して、この日を迎えた。今大会は50メートル自由形、50メートルバタフライを含めた5種目にエントリーしている。

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