五輪6大会出場の寺内健は世界水泳出場逃す 馬淵コーチ「引退までの流れを話し合う」

[ 2023年4月7日 17:14 ]

飛び込み翼ジャパンカップ第4日 ( 2023年4月7日    東京アクアティクスセンター )

<2023年度翼ジャパン・カップ>男子3mシンクロナイズド決勝の表彰式で、優勝を果たした須山、荒木組と握手を交わす寺内。左奥は坂井(撮影・河野 光希)
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 五輪6大会出場を誇る飛び込み界の寺内健(42=ミキハウス)が7日の翼ジャパンカップ男子3メートルシンクロ板飛び込み出場後に取材に応じ、今後の去就が白紙であることを強調した。世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねて行われている大会に、坂井丞(30=ミキハウス)とのペアで出場。昨年12月に左膝半月板を損傷した影響もあり、380・31点で2位に終わった。

 01年に続く福岡での世界選手権出場の可能性が消滅し「東京五輪が終わり、ここ(福岡での世界選手権)があるから続けてこられた。やりきったなと思う。“じゃあ、次”となるのは時間が掛かるかも知れない。次のことは、今すぐこうとは言えない」と説明。「やりきった。引き続き、若い選手たちを応援してほしい」と後進に道を譲るかのような言葉も残した。

 小学時代から指導する馬淵崇英コーチ(59)は「長く現役を続けることは難しい。ドーハ(来年2月の世界選手権)を目指すのかも含めて、これから引退までの1つの流れを話し合う。ここまで本当によくやってきた。これは想定外。続ける選択肢もあるが、若い選手との練習についていけるのか、現実的には楽なことではない。膝の深刻さも含めて結論は早期に出したい」と語った。

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2023年4月7日のニュース