池江璃花子2冠も派遣標準届かず「53秒台出したかった」優勝狙ったレース「若干変な緊張感はあった」

[ 2023年4月7日 17:54 ]

競泳日本選手権第4日 ( 2023年4月7日    東京アクアティクスセンター )

<第99回日本選手権水泳競技大会 4日目>女子100メートル自由形決勝で直後、白井(右)と握手を交わす池江(撮影・河野 光希)
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 競泳日本選手権は7日、世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル自由形決勝で予選全体3位だった池江璃花子(22=横浜ゴム)が54秒17で優勝し今大会2冠を達成した。しかし派遣標準記録の53秒61は突破できず2種目目の世界選手権代表内定とはならなかった。2位は54秒31で池本凪沙(イトマン東京)、3位は54秒51で白井璃緒(ミズノ)。

 狙い通りのレースだった。しかし、タイムは派遣標準にわずかに届かなかった。池江は優勝者インタビューで「一番優勝を狙っている種目でもあったので、タイムは53秒台を出したかったんですけど…悔しい気持ちはあるんですけどしっかり勝ち切れたのは良かったと思います」と淡々とレースを振り返った。

 初日の100メートルバタフライ決勝後は「勝てないと思って臨んだ」と語っていたが、今種目は「逆に勝てると思って出たレースだったので、若干変な緊張感だったりはあった」と素直な心境を明かした。

 2コースの神野が飛び出す展開にきっちりと付いていき「最後は凄いきつかったんですけど、絶対負けないという強い気持ちを持ってレースを終えることができました」と納得の表情を見せた。

 残りは50メートルの2種目。8日の50メートルバタフライに向けては「一番メインにしていた種目ですし、勝てる自信もありますし、記録もしっかり出したいなと思っている。あと2レースしっかり結果を出して笑顔で終わりたいと思います」と前を向いた。

 大会初日の4日の女子100メートルバタフライを復帰後の自己ベスト57秒68で制して、既に世界選手権代表に内定。6日の女子200メートル自由形を棄権して、この日を迎えた。今大会は50メートル自由形、50メートルバタフライを含めた5種目にエントリーしている。

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