横浜が3位浮上 16点差から逆転勝利でBP獲得 ラグビーリーグワン

[ 2023年3月12日 17:51 ]

ラグビーリーグワン第11節   横浜41―21相模原 ( 2023年3月12日    神奈川・相模原ギオンスタジアム )

<相模原・横浜>後半40分、ボーナスポイント獲得となるチーム6トライ目を転がりながら右手一本で挙げる横浜のSO小倉(中央)
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 リーグワン初の神奈川ダービーは、横浜が相模原を41―21で逆転勝ちし、今季7勝目(2分け2敗)を挙げた。横浜はボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得。総勝ち点を38とし、東京SGを抜いて3位に浮上した。敗れた相模原は6敗目(4勝1分け)となった。

 風下の前半を5―21で折り返した横浜だが、風上に立った後半はNo・8ハラシリ、ロックのモリのトライで逆転に成功。さらにFBマレー、WTBブルアがトライを追加して残り時間は2分。あと1トライ取ればボーナスポイント獲得という状況で、ゴール前ラインアウトからゴールラインに迫り、最後は途中出場のSO小倉が相手に絡まれ体が反転しながら、右手一本でトライ。TMO(ビデオ判定)に持ち込まれたが、殊勲の23番は「(抑えた手応えは)ありました」ときっぱり言い切った。

 風の影響もあったとはいえ、16点ビハインドからボーナスポイントを獲得しての勝利に、沢木敬介監督は「後半またゲームをコントロールして、自分たちのスタイルのラグビーに戻せたのが、チームが成長したところ」とうなずいた。主将経験者のフランカー嶋田も「去年のチームだったら、今日の試合をしていたら負けていた。(ビハインドでも)チームがバラバラにならなかった」と話した。

 昨季は後半戦に失速してプレーオフ進出を逃したが、今季は5試合を残して3位に浮上した。沢木監督は「現状で3位に入る力を持っていることを、慢心してはいけないが、自信にしないといけない」と胸を張る。次節は2位・東京ベイとの直接対決。CTB梶村主将は「去年はここからチームがまとまりを欠いた。チーム全員で準備をすることが大事」と気を引き締めた。

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2023年3月12日のニュース