阿部詩「優勝の喜びをイメージすると辛いことも吹っ飛ぶ」　近畿医療専門学校で特別イベント参加

講演会で話をする森和輝さんと阿部詩
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　柔道女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩（22＝日体大）が12日、大阪市北区にある近畿医療専門学校で行われた特別イベントに参加した。

　付き人の森和輝さんが近畿医療専門学校の非常勤職員ということもあって、今回のイベントが実現。柔道に励む小中高校生らが集まった中、講演会や質疑応答では柔道を「楽しむこと」の大切さなどを熱く語りかけ、連覇が懸かるパリ五輪への抱負も語った。

　「パリ五輪まであと約1年半という期間で、日々、辛いことは苦しいことももちろんあります。でも、優勝したときの喜びをイメージすると、苦しいことや辛いことを吹っ飛ぶ。その喜びを感じられるのは、皆さんの応援があるからこそ。一生懸命頑張りたいと思うので、よろしくお願いします」

　講演会の後には畳の上で技も披露。参加者との記念撮影にも笑顔で応じた。5月には4連覇が懸かる世界選手権（ドーハ）に挑む。