横浜SO小倉　右手一本も確信のトライ　手応え「ありました」ラグビーリーグワン

ラグビーリーグワン第11節   横浜41―21相模原 （ 2023年3月12日    神奈川・相模原ギオンスタジアム ）

＜相模原・横浜＞後半40分、ボーナスポイント獲得となるチーム6トライ目を転がりながら右手一本で挙げる横浜のSO小倉（中央）
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　リーグワン初の神奈川ダービーは、横浜が相模原に41―21で逆転勝ちし、今季7勝目（2分け2敗）を挙げた。横浜はボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得。総勝ち点を38とし、東京SGを抜いて3位に浮上した。

　後半40分、ボーナスポイント獲得となる相手を3トライ上回る6トライ目を挙げた途中出場のSO小倉順平は「（抑えた手応えは）ありました」と笑顔で振り返った。残り2分、ゴールラインまで15メートルの位置でラインアウトを獲得。モールで一気に前進したが取り切れず、ペナルティーのアドバンテージが出たところでバックスにボールが回った。

　ゴールポスト正面でパスを受けた小倉は自ら仕掛けると、2人がかりのタックルを浴びて仰向けになりながらも、右手一本でグラウンディング。直後にボールが跳ねたためにTMO（ビデオ判定）となったが、値千金のトライはすんなりと認められた。

　5―21で折り返す苦しい展開も、後半に2連続トライで逆転後は、「5ポイント（勝ち点）を取るために意思統一できていた」という。レギュラーシーズンは残り5試合。次節で2位の東京ベイ、4月15日の第15節で4位の東京SGと上位勢との対戦を残すだけに、「ボーナスポイントは大きい。“ちりつも”なので。取りに行ける時は取りに行く」とどん欲な姿勢が3位浮上につながったことを明かした。