横浜が3位浮上 辛口の沢木監督も高評価「慢心ではないが自信に」ラグビーリーグワン

[ 2023年3月12日 20:23 ]

ラグビーリーグワン第11節   横浜41―21相模原 ( 2023年3月12日    神奈川・相模原ギオンスタジアム )

<相模原・横浜>逆転勝利後、ベンチ前で腕組みしてスコアボードを見つめる横浜の沢木敬介監督
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 リーグワン初の神奈川ダービーは、横浜が相模原に41―21で逆転勝ちし、今季7勝目(2分け2敗)を挙げた。横浜はボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得。総勝ち点を38とし、東京SGを抜いて3位に浮上した。

 風下の前半は5―21と苦戦したが、風上の後半は5連続トライで逆転にとどまらず、相手を3トライ上回ってボーナスポイントまで獲得。3位浮上を果たし、沢木敬介監督は「チームが成長したところは、後半にまたゲームをコントロールして、自分たちのスタイルのラグビーに戻せたところ」と評価。続けて「前半の中で直せる修正力を付けないと、トップ4と対戦する時は命取りになる」と注文を付けたが、チームの成長に大きな手応えをにじませた。

 昨季は第13節までプレーオフ圏内となる4位に付けたが、レギュラーシーズン最後の3試合で1勝2敗と失速し、6位でシーズンを終えた。トップリーグ時代を含めてまだ4強入りを果たせていないが、沢木体制3季目の今季は悲願達成に前進。指揮官も「現状で3位に入る力を持っているのを慢心ではないが、自信にしないといけないし、ファンの方やメディアに力があるなと思わせないといけない」と胸を張った。

 レギュラーシーズンは残り5戦。CTB梶村祐介主将は、「去年はここからチームがまとまりを欠いた」と話す。一方で主将経験者のフランカー嶋田直人は「去年のチームだったら、今日の試合で負けていた。(ビハインドの場面で)梶村を中心にトークができていた。バラバラにならなかった」と語る。1年間で一体感を増した横浜。4強の壁をぶち破り、成長を証明する。

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2023年3月12日のニュース