貴景勝が横綱・照ノ富士欠場の春場所で黒星発進、翔猿に土俵際はたき込まれる “荒れる春”2関脇敗れる

[ 2023年3月12日 17:57 ]

大相撲初場所初日 ( 2023年1月8日    東京・両国国技館 )

大関・貴景勝
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 大相撲春場所は12日、エディオンアリーナ大阪で初日を迎えた。初場所で3度目の優勝を果たし綱獲りが注目される大関・貴景勝(26=常盤山部屋)は小結・翔猿に敗れた。「荒れる春」は若隆景、豊昇龍の東西両関脇も相次いで黒星スタートとなった。

 横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)が4場所連続で休場の中で大関・貴景勝は結びの一番で小結・翔猿と対戦。土俵際まで一気に押し込むも、はたき込まれ黒星発進となり、場内は割れんばかりの大歓声に包まれた。

 関脇勢は新関脇の霧馬山が阿炎を押し出しで下すも、若隆景は突き落としで玉鷲に、豊昇龍は正代に押し出しで敗れた。若元春、琴ノ若、大栄翔の他3小結は初日を順当に勝利した。

 史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした“令和の怪物”落合(19=宮城野部屋)は新十両の初日で幕下・塚原(23=春日野部屋)を下して白星発進。立ち合い踏み込んで先手を取ると、相手の引きに乗じて一気に前に出て押し出し。わずか2秒5の圧勝で関取デビューを飾った。3年ぶりに関取に復帰した元幕内の友風(28=二所ノ関部屋)は徳勝龍(36=木瀬部屋)との再十両対決を制し、関取として1267日ぶりの白星を挙げた。

 安治川親方(元関脇・安美錦)のおいの序二段・安櫻(18=安治川部屋)は北乃庄(20=放駒部屋)を寄り倒して白星発進とした。

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