【高校ラグビー】東海大大阪仰星 昨年決勝の相手を逆転勝ちで返り討ち 連覇へ「ヤマ場」超えた

[ 2023年1月1日 14:33 ]

全国高校ラグビー大会3回戦   東海大大阪仰星22―7国学院栃木 ( 2023年1月1日    花園ラグビー場 )

<東海大大阪仰星・国学院栃木>勝利を喜ぶ東海大大阪仰星フィフティーン(撮影・岸 良祐)
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 返り討ちだ。昨年度の決勝カードが3回戦で再現。東海大大阪仰星は先制トライを許したものの、後半に19点を奪い逆転勝ちした。

 4点を追った後半10分、NO.8藤原の逆転トライで完全に流れを変えた。前半は国学院栃木の激しいタックルの前に苦しい展開となったが、連覇を狙うチームは苦しい中で成長を遂げた。NO.8藤原は「後半、フォワードの当たり方を変えて前に出られるようになった」。湯浅監督がハーフタイムに出した指示だった。ボール持つ選手へのサポートを2人から3人に増やし、しっかり前に出られるようになったことで、展開はよりスムーズになった。19分、30分にもトライを奪った。チーム伝統のディフェンスも攻撃力ある国学院栃木を後半は完全に封じ込み19―0。

 「秋から結末を丁寧にしようと言ってきました。いろいろな判断とか、まだ、いっぱい課題はありますが、こっちが予測していた以上に(試合で)成長した部分もありました」

 湯浅監督は手応えを確信した。連覇に向け、一つ目の山を越えた。

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2023年1月1日のニュース