錦富士 新入幕から3場所連続勝ち越し!親交深い日本代表MF相馬へエール「応援したい」

[ 2022年11月23日 04:38 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2022年11月22日    福岡国際センター )

逸ノ城(右)を押し出しで破る錦富士(撮影・成瀬徹)
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 2敗の平幕・錦富士が逸ノ城を押し出し、新入幕から3場所連続の勝ち越しを決めた。首位を並走する関脇・豊昇龍と平幕・王鵬はともに1敗を守って9勝目。1差で追う2敗の高安と錦富士は、11日目に直接対決が組まれた。関脇・御嶽海は翠富士に敗れて6敗目を喫し、大関復帰の道が絶たれた。

 錦富士の快進撃が止まらない。鋭い踏み込みから低い体勢を崩さず、自身より60キロ以上重い逸ノ城を一気に押し出し。2場所連続10勝で大きく番付を上げてきた勢いそのままに、新入幕から3場所連続の勝ち越しを決めた。

 海外で躍動する友人から刺激を受けている。小学5年までサッカー少年だった錦富士は、部屋関係者を介して知り合った同学年の日本代表MF相馬勇紀(25=名古屋)と親交が深く、3年前に左肘を手術した際にはビデオメッセージをもらった。一方で相馬の代表選出時には「応援しているから頑張ってね」とLINEを送ったという。W杯初戦となる23日のドイツ戦は「注目して応援したい」とテレビ観戦する予定。高安との2敗対決を制して気分よく迎えたいところだ。

 好成績力士による星のつぶし合いが始まる終盤戦へ、幕内力士が6人もいる伊勢ケ浜部屋からは同期の翠富士が「優勝争いしている人を倒したい」と“Vアシスト”をたくらむ。1敗、2敗の4人は全員優勝経験がなく、誰が抜け出すか分からない状況。入幕3場所目の錦富士が、W杯直前の強化試合カナダ戦でゴールを決めた相馬のように“持ってる男”になって、混戦を突破する。

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2022年11月23日のニュース