帝京大が連覇!相馬監督 就任1年目でタイトル “泣き虫先生”の孫・小村2トライ

[ 2022年11月21日 05:05 ]

関東大学ラグビー   帝京大29―13明大 ( 2022年11月20日    秩父宮 )

<帝京大・明大>対抗戦連覇を達成した帝京大はノーサイドとともに抱き合って喜ぶ(撮影・篠原岳夫)
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 対抗戦Aグループの1試合が行われ、帝京大が明大との全勝対決を29―13で制し、勝ち点を30まで伸ばして2季連続11度目の対抗戦優勝を決めた。序盤にスクラムで主導権を握り、トライランキング首位を走るWTB小村真也(2年)が2トライを挙げるなど活躍。今年度就任した元日本代表プロップの相馬朋和監督(45)は、うれしい初タイトルとなった。

 黄金期の再来を予感させる強さを見せつけ2連覇。V9など前人未到の金字塔を打ち立てた岩出雅之前監督からチームを継承して初タイトルを得た相馬監督は「区切りの試合で勝てたことは心からうれしい」と穏やかな表情で語った。

 5月に敗れた明大に一丸で雪辱した。序盤はスクラムで圧倒。自慢の堅いディフェンスではトライ1本に抑えた。前半4分の逆転トライ、後半開始直後のインターセプトからの65メートル独走トライと、要所で計2トライを挙げた小村は「得意のランを生かせた」とうなずいた。本来のポジションはSOやFBだが、今春からウイングに挑戦し、これで通算12トライ。伏見工(現京都工学院)元監督で、祖父の“泣き虫先生”こと山口良治氏から試合直後にメールが届いたそうで、「小さい頃からいろんな経験をさせてもらっているので、恩返ししたい」とさらなる飛躍を誓った。

 大学選手権は来月25日の準々決勝から登場し、2季連続11度目の頂点を目指す。

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