“竹山晃暉仕込み”の嗅覚 帝京大WTB小村真也が逆転トライ「外側が空いていたので狙った」

[ 2022年10月2日 19:39 ]

関東大学ラグビー・対抗戦グループA   帝京大45―20筑波大 ( 2022年10月2日    江戸川区陸上競技場 )

<帝京大・筑波大>後半、トライを奪う帝京大の小村
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 帝京大が筑波大を45―20で下し、開幕3連勝とした。WTB小村真也(2年)が逆転を含む4トライでプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)を獲得。帝京大OBで、昨季リーグワン3位タイの10トライを誇ったWTB竹山晃暉(26=埼玉)の教えを胸に成長を示した。

 “竹山仕込み”の嗅覚を発揮した。19―20の後半12分、小村は狙いを定め、敵陣右22メートルライン付近から加速。相手ディフェンスのスペースを見抜き「外側が空いていたので狙った」。味方パスを受け、タッチライン際約20メートルを走り切る逆転トライを奪った。

 ポジションはSO、CTB、FBもこなす。そのユーティリティーぶりから、相馬朋和監督は「才能にあふれている彼に(固定の)背番号は必要ない」と評価する。今年5月ごろからは、本格的にWTBに挑戦。母校を訪れた竹山からポジショニングやディフェンスなどを学んだという。「試合中の考え方を教えてもらい、プレーの幅が広がっている」。その教えを体に染み込ませてきた。

 チームは3連勝で、自身はPOMでも満足感はない。「まだまだ、もっともっとっていう気持ち」と小村。表情を引き締め、どん欲に上を見ていた。

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2022年10月2日のニュース