4打差逆転を許した2位・桂川有人は悔しさ押し殺して「これでまた、強くなれる」

[ 2022年10月2日 15:04 ]

<バンテリン東海C・最終日>2番、ティーショットを放つ桂川有人(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのバンテリン東海クラシック(賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円)は2日、愛知県みよし市の三好CC西C(7300ヤード、パー71)で最終の第4ラウンドを行った。

 4月のISPSハンダ欧州・日本トーナメントに続くツアー2勝目を目指して首位からスタートした桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74と崩れ、通算12アンダーの2位に終わった。

 「一番最初のボギーからですかね。ちょっと怖くなって打てなくなりました」

 2位・河本力(22=フリー)と4打差で迎えた6番パー4(445ヤード)。グリーン手前の花道からパターで打ったカップまで20メートルの第2打は3メートル近くオーバーしてグリーン奥のカラーへ。前日の3日目からさらに硬く速くなったグリーンがそこまで快調なゴルフを続けていた桂川の距離感を大きく狂わせ、ここからの3ホールで4オーバー。グリーン左のバンカーよりさらに左に第1打を外した8番パー3(230ヤード)では2メートルのパットを外してダブルボギーを叩いた。

 「優勝争いの数を増やしていきたいです。まだ、経験が足りないので。これでまた、強くなれると思いますし、いい1週間になりました」

 自滅してツアー2勝目を逃した最終日。試合後のインタビューではこみ上げてくる悔しさをグッと抑え込んで前向きな発言を繰り返していた。

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2022年10月2日のニュース