馬場咲希が11位でローアマチュア獲得、難関コースで守りのゴルフも見せ「自信はついたと思います」

[ 2022年10月2日 16:36 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン最終日 ( 2022年10月2日    千葉県紫CCすみれC=6839ヤード、パー72 )

<日本女子オープン・最終日>1番、セカンドショットを放つ馬場(撮影・西尾 大助)
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 8月の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(17=代々木高2年)は10位から出て3バーディー、4ボギーの73で回り、通算5オーバーの11位となり、ローアマチュアに輝いた。「光栄ですし、とても嬉しいです。自信はついたと思います」と笑顔を見せた。来週はとちぎ国体に出場し、次戦は14日開幕の富士通レディースに出場する。

 最終18番、残り234ヤードの2打目では迷うことなく3Wを握った。「17番でボギーを打ってしまい、18番は確実に、100%バーディーを取ろうと。2オン狙いは迷わずできました」。ピン右6メートルにつけた。イーグルは逃すも楽々バーディー。アンダーパーが2人だけという難コースと戦った今大会。我慢の戦いを続けてきたが、最後はガッツポーズと笑顔が弾けた。

 収穫の多い4日間だった。「1日でもいいからアンダーで回りたいと思っていたんですけど攻めてもあまりいいことがないようなコースだった。トッププロの方たちは攻めるところは攻めてましたけど守るところはパーでOKのようなゴルフをされてて。私もそっちの方がスコアが出ると思ったので守りのゴルフを貫き通すことができたと思います」。メリハリをつけたゴルフを学んだ。

 そのトッププロとも遜色のない飛距離は随所に見せた。一方で差を感じたのはグリーン上の勝負強さ。「トッププロの方たちはここぞという時にパターを決めてくる。私は決めたいパットもなかなか決めることが出来なくて、決めたいパットを沈めることができるようになりたいです」と課題を挙げた。

 最終日は1万人近い大ギャラリーが大きな可能性を秘めた17歳を見守った。馬場は「1番のティーグランドに立った時に人が多くてビックリしました。こんな大勢の方の前でプレーすることはないので嬉しかったし、とても楽しかったです。これだけ難しいセッティングで学んだことを次に生かしたいです」と濃密な4日間を振り返った。

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2022年10月2日のニュース