みなみ　連覇へ3差3位浮上　猪木さん死去に「私も団体を盛り上げられるような人に」

女子ゴルフツアー　日本女子オープン第3日 （ 2022年10月1日    千葉県紫CCすみれC＝6839ヤード・パー72 ）

1番、第2打を放つ勝みなみ（撮影・西尾　大助）
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　首位に5打差の19位から出た前年覇者の勝みなみ（24＝明治安田生命）が3バーディー、1ボギーの70と伸ばし、通算1オーバーの3位に浮上した。首位とは3打差。大会史上3人目となる連覇を目指す。69をマークした申ジエ（34＝韓国）が通算2アンダーで単独首位。全米女子アマチュア選手権覇者の馬場咲希（17＝代々木高2年）は74で回り、通算4オーバーでアマチュア勢トップの10位につけた。

　ムービングデーに勝の修正力が光った。前日は75と苦しんだが、この日は70とスコアを伸ばして優勝戦線に浮上。「ドライバーショットをラウンドの中で修正できた。それが2アンダーにつながった」と笑顔を見せた。

　今週は絞られたフェアウエーのサイドに深く密度の濃いラフが待ち受ける。4、5番で第1打がラフにつかまり、「インサイドアウトが足りていない」と気づいてスイングを修正した。前日35・71％だったフェアウエーキープ率は71・43％と改善。これが好スコアの鍵となり「学びの一日になった」とうなずいた。

　観戦に行くほどのプロレスファンでもある24歳。アントニオ猪木さんの死去に「母が好きだったので凄く悲しむ…」と語った。そして「将来、私も団体を盛り上げられるような人になりたい」とも続けた。女子ゴルファー日本一を決める大会で、連覇は樋口久子、畑岡奈紗の2人だけ。その偉業に挑戦する。