朝乃山 4番相撲も完勝で先場所以来の連勝を11に 宮城野親方の「3年後、横綱に」発言に「自覚持って」

[ 2022年9月17日 14:41 ]

大相撲秋場所7日目 ( 2022年9月17日    東京・両国国技館 )

<秋場所7日目>出羽ノ龍(左)を押し出しで下す朝乃山(撮影・藤山 由理)
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 元大関の東幕下15枚目・朝乃山(28=高砂部屋)が同じ3戦全勝の西幕下17枚目の出羽ノ龍(21=出羽ノ海部屋)を押し出し、4戦全勝と星を伸ばした。協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分が明け、先場所三段目で復帰して以来の連勝を11とした。

 立ち合いで得意の右が浅く入った。その右差しを嫌った出羽ノ龍が巻き替えにきたところを構わず出た。

 「もろ差しになられたところがまだ甘い」。完勝にも反省を忘れず、「通過点ですから。まだ3番ある。気を引き締めて集中して相撲を取るだけです」。2場所連続の7戦全勝なら来場所、十両に復帰できる。取組のため、土俵へ向かう時間帯は十両土俵入りのため十両力士が花道に集う時間帯だ。「もう一度、いただいた化粧まわしを付けられるように頑張りたい」と発奮材料にしている。

 この日、国技館内の相撲博物館で行われた「親方トークイベント」に宮城野親方(元横綱・白鵬)が出演。3年後の番付について「朝乃山が横綱になっているでしょう」と即答した。伝え聞いた朝乃山は「大横綱にそう言っていただけるのはうれしいし、自覚を持ってやっていきたい」。一人横綱の照ノ富士、3大関も不振の今場所、日増しに大きくなる待望論に応える取組内容だった。

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2022年9月17日のニュース