【関西大学ラグビー】同大「今年の同志社はアカン」から奮起 リベンジから始まる秋

[ 2022年9月17日 18:07 ]

宮本監督(手前)が見守る中で円陣を組む選手たち
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 ムロオ関西大学ラグビーAリーグが、18日に開幕する。

 昨季4位で7季ぶりの関西制覇を目指す同大は花園第2グラウンドで立命大と対戦する中、17日に京都市内で最終調整。試合前々日の円陣で「俺らはここから下克上するぞ」とチームメートに語りかけたロック梁本旺義主将(4年=常翔学園)は、その思いの理由を明かした。

 「世間では、関西は天理や京産だったりが強くて、今年の同志社はアカンな、と見られている。でも、それを自分は逆に良いように捉えていて。下に見られている分、はい上がって、見返す気持ち。絶対に見返してやる、と」

 春季トーナメントで昨季5位の立命大と対戦した際は14―57で完敗。そこから、今季の同大に対する厳しい意見を見たり聞いたりするようになった。「見とけよ、と。その気持ちでラグビーに取り組んできました」。春は迷いが多かったアタックも、時間をかけて進化。約1カ月前の8月初旬、開幕戦となる立命大戦の重みを選手たちに伝えた宮本啓希監督は言葉に力を込める。

 「同志社大学はチャレンジャーだし、勝っていくにはそのマインドしかない。立命さんとの試合は、どれだけ自分たちがやってきたことにフォーカスできるか。今シーズンを決めるぐらいの試合になると思っています」

 いきなり迎える大一番。名門復活へ、その一歩を踏み出す。

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2022年9月17日のニュース