大坂なおみ 連覇懸かる東レPPOへ本番会場で練習 吉兆の虫も出現

[ 2022年9月17日 11:49 ]

大坂なおみ
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 女子テニス東レパン・パシフィック・オープンは19日に有明テニスの森公園で開幕する。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。前回19年大会覇者で世界ランキング48位の大坂なおみ(24=フリー)が17日に試合会場で約2時間の練習を行った。サーブやリターンなどの感覚を入念に確認。約1時間40分のボールを使ったメニューの後はラダーを使ってのステップや約30メートルのダッシュなどフィジカルトレーニングも消化した。11日に閉幕した今季4大大会最終戦の全米オープンは1回戦敗退。前哨戦で痛めた腰に違和感を抱えていたが、この日は患部を気にするそぶりは見せなかった。

 練習中にはベースライン付近にいたカメムシをラッケトでコート外に出して“救出”するシーンもあった。大坂は優勝した19年全豪オープンの1回戦でベースライン付近に蛾(が)が止まり一時プレーがストップ。同じく優勝した21年全豪オープン3回戦では蝶(ちょう)が大坂の顔に止まり試合が一時中断しており、虫の出現は吉兆ともとれる。

 大坂が日本でプレーするのは開会式の聖火リレーで聖火台への点火者を務めた昨夏の東京五輪以来、約1年1カ月ぶり。無観客で開催された東京五輪は3回戦で敗退した。連覇の懸かる母国開催の大会へ向け「東京五輪の時は観客がいなくて寂しかった。観客の前でプレーしたい」と語っている。19年シーズンには世界ランキング1位の座にも就いたが、今季ツアー大会では早期敗退が続く。有観客の有明で復活の糸口をつかめるか。

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