【陸上】新谷仁美がコロナ感染から回復「最強な体してます!」来年1月にマラソン再挑戦

[ 2022年9月17日 18:20 ]

新谷仁美
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 陸上女子1万メートル日本記録保持者でマラソンにも挑戦している新谷仁美(積水化学)が17日、都内で行われた「ミドル・ディスタンス・サーキット」女子3000メートルのペースメーカーとして参加した。7月の世界選手権代表に名を連ねながら、現地で新型コロナウイルス感染のため出場はかなわず「来年1月のヒューストンでマラソンを再チャレンジします」と宣言した。

 世界選手権の欠場については「(お金の)無駄遣い。仕事しなきゃいけない人間がただ海外に行っただけ」と語り「走れなかったショックは、もともと試合が好きではないので、ありません」と強調した。

 帰国後は「沖縄で1人旅していたので、8月中旬から練習を再開した。ちょうど1カ月くらい走っていなかった」と説明。沖縄では竹富島の高級ホテル「星のや」に3泊4日したが、悪天候と重なり「クソ無駄遣いでした…。何のお伝えすることもありません。ただ、40万円パーとなりました」と苦笑い。コロナから回復後しばらく味覚障害や咳などに苦しめられたが「今は大丈夫です。その後4回目のワクチンを打ったので、最強な体してます!」と息巻いた。

 今後はクイーンズ駅伝、東日本女子駅伝に出場しながらマラソンの練習を再開する予定。ヒューストンマラソンでは「結果を出さないといけない」とし、スポンサーのためにも「タイトル」を目指す。

 マラソン再挑戦の経緯については「5000、1万メートルやハーフを走ってみて、正直話にならない。どんなにタイトルを獲ってもプロとしてもビジネスとしても成立しないと痛いほど分かった。世間一般で一番支持されているマラソンでタイトルを獲らない限り結果と言わないと私の中で認識した」と激白した。

 24年パリ五輪マラソン代表選考会となるMGCの出場権を持つが、「パリには行きたいんですけどね。(五輪に)出たくはないです。それが率直な言葉です。MGCの切符も破いているようなもんなんで。いつ旅に出るかわからないです。ヒューストンから帰国するかも分からない」と衝撃告白も。ヒューストンマラソンに照準を定めるが、野口みずきが持つマラソン日本記録更新の意欲については「おいおいあると思うが、記録はいつか抜かれるもの。私の記録も野口みずきさんの記録もいつか抜かれるもの。そこを目標にしている、私もその中の一人」と話した。

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2022年9月17日のニュース