蝉川、悔し1差 パット決まらず個人2位「こういう形で終わると思っていなかった」

[ 2022年9月5日 04:55 ]

男子ゴルフ世界アマチュアチーム選手権最終日 ( 2022年9月3日    フランス ル・ゴルフ・ナショナル=6991ヤード、パー71 )

個人戦1位に1打届かなかった蝉川泰果(JGA提供)
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 首位に1打差の2位から出た日本は24年パリ五輪の会場ル・ゴルフ・ナショナルを回り、通算20アンダーの7位。84年以来2度目の世界一はならなかった。イタリアが通算31アンダーで優勝した。個人戦で2位に5打差の首位から出た蝉川泰果(21=東北福祉大4年)は73とスコアを落とし、首位に1打差の通算16アンダー、2位だった。中島啓太(22=日体大4年)は71で回り、通算1オーバーの53位。岡田晃平(20=東北福祉大3年)は76と崩れ、通算3オーバーの61位だった。

 団体と個人の2冠を狙える位置で最終日を迎えた蝉川はグリーン上で苦しんだ。

 「こういう形で終わると思っていなかったので悔しいです」。好調なショットで2~3メートルのバーディーチャンスを何度もつくったが、パットが決まらず、悪い流れに。試合中盤に優勝争いから脱落した団体戦に続き、スウェーデンのヨンソンと個人戦首位で並んでいた最終18番でこらえ切れずにボギー。個人戦世界一にもあと一歩届かなかった。

 「悔しい」と何度も繰り返した蝉川だが「飛距離は負けなかった。伸びしろがあるのを感じました」と収穫も手にした。帰国後は関東大学秋季リーグ戦を経て中島も出場予定の国内ツアー、パナソニック・オープンで中島に続く史上6人目のアマチュアVを目指す。

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2022年9月5日のニュース