新十両・金峰山が関取衆を圧倒「四つでも突っ張りでもいける」秋場所快進撃に期待

[ 2022年9月5日 18:01 ]

英乃海(右)と申し合い稽古を行う金峰山(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所(11日初日、東京・両国国技館)を新十両で迎えるカザフスタン出身の金峰山(25=木瀬部屋)が5日、同部屋で稽古を行い、報道陣の取材に応じた。

 この日は申し合い稽古で幕内・宇良(30)らと計9番取って6勝3敗。十両・志摩ノ海(33)を一方的に突き出したり十両・英乃海(33)を右差し左前まわしで圧倒するなど新十両とは思えない強さを見せた。「右四つでも左四つでも突っ張りでも、どっちでもいける」と万能な相撲を取る。宇良には土俵際の逆転で1勝したが、その後の2番は速い動きに翻弄されて敗れた。「やりにくいですね、低いし下から来るので」と苦手意識を口にしたが、宇良は「恐ろしいですよね、怖いし。(相撲取るのは)嫌です」と苦笑いしていた。

 新十両場所での目標は「あまり考えていない。とりあえず勝ち越して、体を大事にしてケガしないように」と控えめだったが、この実力なら大勝ちも予想される。デビュー6場所目でまだ髷が結えずザンバラ髪で十両の土俵に上がる予定。1メートル92、176キロの巨体を生かした力強い相撲がどこまで通用するか、カザフスタン出身力士の快進撃に期待が高まる。

続きを表示

2022年9月5日のニュース