大西魁斗、幼少期から環境整い会話も二刀流　父はNHKの英語講師

男子ゴルフツアー　フジサンケイ・クラシック最終日 （ 2022年9月4日    山梨　富士桜CC＝7541ヤード、パー71 ）

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる大西魁斗（撮影・西尾　大助）
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　【記者フリートーク】大西はNHK「ラジオ英会話」講師も務める東洋学園大教授の泰斗（ひろと）さん＝写真、本人のツイッターから＝を父に持つ。9歳で渡米した理由もゴルフの練習環境が整っていることに加え、幼少期から英語を学ぶことの大切さを知る環境で育ったからだ。

　現在、会話も「二刀流」だ。2週前、長嶋茂雄招待セガサミー・カップには米国時代の幼なじみで丸山茂樹の長男・奨王と一緒に出場。2人の会話は今でこそ日本語が増えたというが、その時の気分で英語に変わることもあるという。優勝の瞬間に飛び出た「カモーン！」の雄叫びもなるほど納得がいく。

　天候が安定しなかった今週、麓の富士桜CCから富士山頂を拝めたのはプロアマ戦が行われた8月31日だけ。実はこれが大西にとって初めて見る日本一の山だった。「皆さん、登られるんですよね？高いなぁ～」。米国育ちを実感させる、初々しい感想だった。（ゴルフ担当・牧野　真治）