フィギュア国際大会年齢制限 26年五輪は17歳以上、現在13歳の島田出場できず

[ 2022年6月8日 05:30 ]

島田麻央
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 国際スケート連盟(ISU)の総会が7日、タイのプーケットで行われ、フィギュアの五輪など国際大会に出場できる年齢制限を15歳から段階的に17歳に引き上げることが決まった。新シーズンが始まる7月1日時点で15歳に達していることが条件だったが、来季22~23年シーズンは15歳、23~24年は16歳、24~25年以降は17歳となる。1996年に14歳から15歳以上に見直して以来の改定となった。

 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪は17歳以上が対象となり、女子で現在13歳の4回転ジャンパー・島田麻央(木下アカデミー)が出場できなくなるなど影響が出てくる。日本連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「選手の発育発達、障害を予防する観点から日本は賛同した。ジュニア期の年数が増えるため、強化方針が若干変わる」と話した。

 特に女子選手の心身の負担を避けるため年齢制限についての議論が進んだ。北京五輪では15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)によるドーピング問題が発覚。世界反ドーピング機関(WADA)の規定で16歳未満の「要保護者」に該当したため、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場継続を容認した一連の騒動が決め手となった。

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2022年6月8日のニュース