小祝さくら強硬日程で帰国即参戦 米ツアー本格参戦には「牛タンとかそういうものもないですし」と悩み

[ 2022年6月8日 17:42 ]

<サントリーレディースプロアマ>帰国後直ぐに出場の小祝さくらはプロアマ戦で笑顔を見せる(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフのサントリー・レディースはあす9日、兵庫・六甲国際GCで開幕する。前週の全米女子オープンで日本人最高の20位に入った小祝さくら(24=ニトリ)は米国からとんぼ返りで参戦する。

 全米女子オープンが開催された米ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC近くの宿舎を出発したのが、最終日翌日の午前4時過ぎ。そこからダラスで飛行機を乗り継ぎ、成田空港経由で兵庫・伊丹空港に到着し、神戸市内のホテルにチェックインしたのは午後9時頃だった。

 実に28時間間の長時間移動。それでも「時差ぼけが少しあるくらいです」とさらりと言ってのける。

 プロ2年目の20182年から続けていた日本ツアーの連続試合出場は、優勝した2週前のリゾートトラストレディースで途切れた。それが歴代4位の142試合目。しかし、その後も小祝自身の“連続出場”は継続中で今週で144試合目となる。

 そのタフネスぶりに、サントリー・レディースの大会アンバサダーを務める宮里藍さんも驚きを隠せない。

 「凄いです。私は普通に休んでたと思います。でも(それが)できるからこそ、ケガには気をつけてもらいたいですね」と気遣うほどだ。

 小祝が初めて出場したメジャーが20年の全米女子オープンだった。その時は力及ばす予選落ち。今回は見事にそのリベンジを果たした。

 「目標としていた予選通過はできたんですけど、意外と悔しい部分もあった。もったいないゴルフが多くて、ショートパットだったり、バーディーパットも5メートル以内を外した。そういうものがもっとうまくならないと。ショットは悪くなかったので課題はパットです」と話す。

 今大会には全英女子オープンの出場権が懸かるが「(地元の)北海道meijiカップと同じ週(の開催)になるのでまだ…。でもいつか出てみたいと思います」と慎重だ。

 昨年から持ち球をフェードに変えショット力が向上。海外での活躍を期待する声も多い。ただ、同じ黄金世代の畑岡奈紗や渋野日向子に続く米ツアーへの本格参戦については「自分は海外では、生活していけないんじゃないかという心配しかないです。食事とか言葉とか…。海外はサラダとかたくさんあって良いですが、日本みたいに牛タンとかないですし。バターとかチーズとかそいうものを使ったらおいしいですが、でも自分の場合太ってしまうので」と悩みを明かしていた。

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2022年6月8日のニュース