バレー代表主将・石川祐希「あと1、2人いたら大きく変わる」複数リーダー制提案

[ 2022年5月11日 18:27 ]

石川祐希
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 バレーボール日本代表主将でエースの石川祐希(26=ミラノ)が、2021―22年シーズンを終えてオンライン取材に応じた。世界最強とも言われるリーグでの7季目はレギュラーシーズン23試合に出場して自己最高の5位。プレーオフでは準々決勝敗退、コパ・イタリアでは自身初のベスト4となったが、「過去イチ悔しいシーズン」と振り返った。

 印象的な一戦に惜敗したプレーオフ準々決勝を挙げ、「窮地で力を発揮できるか。チームを勝たせることができるか求められていた」と振り返り、「悔しいです。僕自身はパフォーマンスが良かった。余計に悔しい。自分が良くても勝てない。一人がチームを助けることをしなければいけなかった」と自らを厳しく見つめた。

 日本代表では昨夏の東京五輪8強。フィリップ・ブラン監督の下で始まる新体制でも主将を務める。「メンバーが代わったわけではない。海外で挑戦した選手も多い。個が活躍できるチームであり続けたい」と青写真を描き、「他のメインとなる選手に引っ張ってもらえるようにアプローチしたい。リーダーをもう1、2人つくりたい」と提案。「あと1、2人いたらチームが大きく変わり、安定する」と厳しい日程の五輪予選で誰が出ても勝てるチームを目指す。来週に帰国し、代表活動に入った後にブラン監督と話すという。

 24年パリ五輪へ向けては「あと2年しかない」と危機感を口にする。来季もイタリアリーグでプレー継続に向けて調整中。「イタリアでプレーすることが一番の近道。一番早く成長できる。まだまだ成長できる」と話した。

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2022年5月11日のニュース