【玉ノ井親方 視点】琴の若、光る右の使い方と父譲りの懐深さ

[ 2022年5月11日 05:00 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2022年5月10日    東京・両国国技館 )

勝ち名乗りを受ける琴ノ若(撮影・久冨木 修)       
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 初代の琴ノ若さん(現佐渡ケ嶽親方)は左上手を取ると無類の強さを発揮したが、2代目は横に動きながら相手に組ませないようにして取るのがうまい。特に右の使い方に光るものがある。

 御嶽海戦も差した右を抜くような感じでいなして、相手の体を泳がせるように体勢を崩した。土俵際。大関に左上手を取られ、いなされたところを最後は右から突き落とし。右足一本で残る辛勝だったが、動き自体は悪くなかった。父親譲りの懐の深さが生きた形だ。

 これで大関戦3連勝。以前に比べ簡単に押されなくなり、成長した印象を受ける。立ち合いで当たってからも、まともに引くことがなく、いなしながら自分の形に持っていく。相手にとっては取りづらい力士だろう。序盤の5日間をうまく乗り切ることができれば、中盤の相撲はまた変わってくる。このまま自信を持って取り続ければ良い。(元大関・栃東)

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