サンズとヒートが3勝目 ブッカーはプレーオフ30試合目で800得点突破 史上18人目の記録

[ 2022年5月11日 13:57 ]

ベースライン際を突破してダンクを決めるサンズのブッカー(AP)
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 リーグ最高勝率を挙げている西地区第1シードのサンズ(64勝18敗)は10日、地元フェニックス(アリゾナ州)で第4シードのマーベリクス(52勝30敗)を110―80(前半49―46)で下して3勝2敗。2年連続の地区決勝進出に王手をかけた。

 サンズは第3Q序盤から中盤にかけて連続17点を奪い、このクオーターを33―14と圧倒。デビン・ブッカー(25)が28得点、最優秀ディフェンス賞の選考で次点だったミケル・ブリッジズ(25)が14得点と7リバウンド、4スティールを記録して後半で一気に突き放した。

 ブッカーはプレーオフの自身30試合目で通算804得点。30試合目までに800得点以上を記録したのはNBA史上18人目で、2000年以降ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)やケビン・デュラント(ネッツ)らを含めて8人目となった。

 クリス・ポール(37)は7得点と10アシスト。ディアンドレ・エイトン(22)は20得点と9リバウンド、ベンチから出たキャメロン・ジョンソン(26)は14得点をマークしている。

 マーベリクスではルカ・ドンチッチ(23)が28得点と11リバウンドをマークしたもののアシストは2つのみ。第4戦で8本の3点シュートを成功させて24得点を稼いだドリアン・フィニースミス(29)は8得点に終わった。

 一方、東地区第1シードのヒートは地元マイアミ(フロリダ州)で第4シードの76ersに120―85(前半56―44)と快勝して3勝2敗。2年ぶりの地区決勝進出にあと1勝と迫った。

 カイル・ラウリー(36)が太腿の故障で再び戦列を離れたがジミー・バトラー(32)が23得点、9リバウンド、6アシストをマークし、81―66で迎えた第4Qの開始からは連続12点を奪って圧倒。今ポストシーズンのホームでは6戦全勝となった。

 76ersは第3戦と第4戦で勝ってシリーズ成績をタイにしていたがマイアミでの3試合は14点差、16点差、35点差で黒星。今季の得点王(30・6)になったジョエル・エンビード(28)はヒートの執ようなディフェンスに苦しんで17得点にとどまった。

 サンズもヒートも2勝0敗でシリーズをスタートさせているが、NBAのプレーオフで第1戦と第2戦を制したチームのシリーズ突破確率は92・4%。第5戦で勝って3勝2敗としたチームの突破確率は82・2%となっている。

 なおサンズは10日にダラス(テキサス州)で、ヒートも同日、フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で第6戦に臨み、この試合に勝てば地区決勝進出が決定する。

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