沖学園高・藤本が首位発進　中学女王の底力見せた

第52回九州女子アマゴルフ （ 2022年5月10日    玄海ゴルフクラブ＝6457ヤード、パー72 ）

初日2アンダーでトップ発進した藤本
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　日本一の底力を見せつけた。藤本はアウトから出て10番までに5アンダーとスコアを伸ばした。だが12番から3連続の3パットボギーで後退。「長い距離の第1パットがカップに寄らず、残った1・5～2メートルのパーパットを外した」。それでも15番パー5で残り200ヤードを5Wで2オンさせ、バーディー奪取で悪い流れをストップ。前半32の貯金が効いて首位に立った。

　沖学園中3年で九州ジュニアに優勝。今春の全国中学校ゴルフ選手権では日本一に輝いた。4月にはザ・ロイヤルGC（茨城）で開かれた高ゴ連強化練習に参加。女子7003ヤードのタフなコースでの強化試合は75・75で4位に入った。「パー3でドライバーを使うほどの長いコースだが1ラウンド5、6個のバーディーが取れて自信がついた」。松林で区切られ、距離があってグリーンが硬い難コースの玄海も臆することはなかった。

　「ボギーを叩いても慌てなければ取り返せると分かった。2日目からもアンダーパーを目標に落ち着いて回りたい」。中1から4回目出場での初優勝を狙う。（中島　泉）