NBAのシックスマン賞をヒートのヒーロが受賞 19年ドラフトで八村と同期

[ 2022年5月4日 09:43 ]

シックスマン賞を受賞したヒートのタイラー・ヒーロ(AP)
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 ベンチ・スタートの選手として最も貢献した選手に与えられるNBAのシックスマン賞(SIXTH MAN OF THE YEAR)を、東地区全体1位でプレーオフに進出しているヒートのガード、タイラー・ヒーロ(22=196センチ、88キロ)が受賞した。

 ケンタッキー大出身のヒーロは2019年のドラフトで、ウィザーズが八村塁(24)を指名した4つあとになる全体13番目にヒートに名前をコールされてNBA入り。3シーズン目となった今季は66試合に出場して平均20・7得点、5・0リバウンド、4・0アシストをマークした。3点シュートの成功率は39・9%。30得点以上を8回(20得点以上は32回)記録していた。

 1982年シーズンに設立されたシックスマン賞をヒートの選手が受賞したのはヒーロが初めて。3人連記の投票(1位5点+2位3点+3位1点の得点合計)では100人中96人から1位票を集め(2位票2+3位票2)、合計488点で受賞者となった。

 次点はキャバリアーズのフォワード、ケビン・ラブ(32)で214点。1位票は3、2位票が58、3位票は25だった。

 西地区の第1シードとなっているサンズのフォワード、キャメロン・ジョンソン(26)が1位票1、2位票27、3位票42の128点で3位。100人の投票者の中から1位票を得たのはこの3人だけだった。

 ノースカロライナ大出身のジョンソンも2019年のドラフトでは八村と同期で、全体11番目の指名選手。今季は同年全体2番目指名だったグリズリーズのガードでマーリー州立大(ケンタッキー州)出身のジャー・モラント(22)が球宴先発選手になっただけでなく、最も成長した選手に与えられるMIPを受賞。全体5番目指名だったキャバリアーズのガード、ダリアス・ガーランド(22)も球宴リザーブ選手に選出されており、3シーズン目を迎えている19年ドラフト組の活躍が目立っている。

 なおシックマン賞に選出された選手で30得点以上を記録した試合数が最も多いのは1987年のリッキー・ピアース(バックス)で17回。8回以上をマークしたのは2018年のルー・ウィリアムス(クリッパーズ=11回)以来となった。

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2022年5月4日のニュース