AS新生日本 FRで新演目「チェス」初披露、「和」のテーマ一新

[ 2022年5月4日 05:30 ]

アーティスティックスイミング 日本選手権最終日 ( 2022年5月3日    東京辰巳国際水泳場 )

チームFRで演技を披露する吉田萌(前列中央)ら日本代表(撮影・田中 和也)
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 2種目が行われ、世界選手権(6月17~25日、ブダペスト)に出場する日本代表がオープン参加した。チーム・フリールーティン(FR)で日本(吉田萌、京極、佐藤友、木島、比嘉、柳沢、藤井、鈴木)は新演目「チェス」を初披露し、93.9000点。デュエットFRでは混合デュエット世界選手権代表の佐藤友花(20)佐藤陽太郎(17=ともにジョイフルアスレティックク)のきょうだいが88.1667点をマークした。

 新生日本のFRのテーマは「チェス」。「忍者」「祭り」など和の題材が多かった過去から一変した。頭を持つ振り付けで駒を動かす姿を表現し、最後のポーズはチェックメートをイメージ。昨年11月に就任した中島貴子ヘッドコーチ(35)は「新生日本を世界にアピールするために何かを変えないといけない。これまで和が多かったので洋風にした」と説明した。

 チームは駒の名前や動き方などを一から勉強。今後は選手同士による実際の対局も検討中だ。ソロ・コーチに就任した井村雅代前HC(71)も視察し「よく泳げていた」と評価。チームは19年世界選手権、東京五輪はともに4位。世界大会3大会ぶりのメダルへ、欧米で理解されやすいテーマが最善手となるか注目だ。

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2022年5月4日のニュース