グリズリーズが接戦をものにして1勝1敗 モラントがウォリアーズ相手に47得点

[ 2022年5月4日 14:18 ]

ウォリアーズ戦で47得点をマークしたグリズリーズのモラント(AP)
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 西地区第2シードのグリズリーズ(56勝26敗)は4日、地元メンフィス(テネシー州)で第3シードのウォリアーズ(53勝29敗)に106―101(前半56―51)で競り勝って1勝1敗。最も成長した選手に贈られるMIPを受賞したジャー・モラント(22)が、41分の出場でフィールドゴールを31本中15本(うち3点シュートは12本中5本)、フリースロー13本中12本成功させ、プレーオフの自己最多タイとなる47得点をマークしてホームでの連敗は免れた。

 ウォリアーズは第3Qまで一度もリードできなかったが、第4Q序盤で一時4点をリード。しかしモラントは、残り4分16秒からチーム最後の15点を1人でたたき出してグリズリーズを勝利に導いた。第4Qのスコアは29―24。29点中18点がモラントによるものだった。

 試合は波乱の幕開け。今季18・4得点をマークしていたグリズリーズの先発ディロン・ブルックス(26)が第1Qの2分52秒、ランニング・ステップでのシュート態勢に入っていたウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世(29)の背後から右手で頭部、左手で背中を押して「フレイグラント2」を宣告されて一発退場となった。ペイトン2世は転倒した際に左ひじを負傷。プレー続行不能となった。

 しかしモラントは前半だけで23得点を記録。後半になるとビッグマン不在となっているウォリアーズのインサイドを徹底的に攻め込んで、フローター、ダブルクラッチ、左手のレイアップ、ダンクなどで得点を重ねていった。

 ウォリアーズではステフィン・カリー(34)がチーム最多の27得点、べンチから出たジョーダン・プール(22)が20得点を挙げたものの、チームの3点シュート成功は38本中7本のみ。今季リーグ8位だった成功率(36・4%)は第2戦で18・4%にまで低下した。

 このカードは2試合を終えて1点差と5点差。第3戦と第4戦はウォリアーズの地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で7日と9日に行われるが、終盤までもつれる接戦になりそうな気配が漂っている。

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