BL東京ジョー・マドックコーチ「選手は自信と信念を持ってプレーしてきた」　PO進出へ8日に静岡戦

オンライン取材に応じたBL東京のジョー・マドック・アシスタントコーチ

　ラグビーリーグワン4位のBL東京（旧東芝）は上位4チームによるプレーオフ（PO）進出に向け、8日の最終節で静岡（旧ヤマハ発動機）戦（ヤマハ）に臨む。4日には、ジョー・マドック・アシスタントコーチ（43）がオンラインで取材に応じた。

　今季はここまで10勝5敗で勝ち点49の4位。シーズン序盤こそ苦戦していたが、終盤になって底力を発揮し、現在5連勝中と勢いに乗っている。マドックコーチは「シーズン最初はタフに始まったけど、選手は自信と信念を持ってプレーしてきた」と振り返った。

　今季を戦う中で成長したのは、規律だという。チームはシーズン前半は試合での反則が目立ち、第15節まで終えての反則数186はリーグワースト。それでも、シーズン後半にかけて改善し「序盤では1試合で15、16、17ペナルティーくらいだったのが、今は8ペナルティーくらいまで下げている」と語った。

　レギュラーシーズンは残り1試合となった。5位のトヨタ（旧トヨタ自動車）とは勝ち点差3で、最終節を迎える。その先にはPOもあるが、「一番の私のフォーカスは静岡戦だ。先のことよりも、今週の試合を一番大事に考えている」とマドックコーチ。まずは、目の前の試合に勝利してPO進出を決める。

　▽リーグワンの勝ち点　基本は勝利で4点、引き分けで2点、負けは0点。ただし、3トライ差以上の勝利にはボーナスポイントとして1点が加点され、7点差以内の負けは1点が付与される。新型コロナの影響などによる試合中止は、双方のチームに責任がなければ双方に2点。一方のチームに責任が生じた場合は0点、相手には5点が入る。