樋口新葉「全部出し切りたい」決意の世界選手権　SP、フリーとも3回転半投入

本番リンクで滑る樋口新葉（撮影・長久保　豊）
Photo By スポニチ

　23日開幕のフィギュアスケート世界選手権の公式練習が22日、フランス・モンペリエの会場で行われ、女子で北京五輪5位の樋口新葉（明大）が本番リンクで調整した。この日はプランタン杯（ルクセンブルク）から移動した岡島コーチも合流。「ジャンプの調子が良くなっている。アクセルも上がってくればいいなと思います」と話した。

　団体メダリストとなった五輪後は祝福の言葉を多く受けたが、「世界選手権があるのでまだ気が緩まない」と語る。自然と気持ちも切り替わり、ルッツ―トーループの連続3回転などを主に修正。「（今季）最後の試合なので気持ちよく締めくくりたい。全部出し切りたい」と話した。

　五輪と同じくトリプルアクセルはSP、フリーとも投入予定。「完璧な演技で細かいミスもない演技で締めくくりたい。前回（18年）2位だったので、それ以上を狙える結果で終わりたい」と強調。優勝したい気持ちはもちろんあるが「それよりも自分の演技、ルッツやアクセルに課題がある。それを考えながら試合をしたい」と足元を見つめた。