アイスダンス“かなだい”歳を重ねて増した信頼関係「お互いに信じ合って」世界選手権

[ 2022年3月22日 21:31 ]

<世界フィギュア2022>本番リンクで練習する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 あす23日に開幕する世界選手権の公式練習が22日、フランス・モンペリエの会場で行われ、アイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が本番リンクで現地入り後初調整した。この日は白基調の衣装でリズムダンス「ソーラン節&琴」の振り付けやツイズル、リフトなどを確認。24日から始まる本番に向けて準備を進めた。

 今月3日に村元が29歳の誕生日を迎え、16日には高橋が36歳になった。拠点の米フロリダで練習中だった日本時間16日を迎えると、スピーカーで「ハッピーバースデートゥユー」の音楽を流して高橋を祝福したという。村元は「先生が携帯にアラームをかけていた。最初スピーカーにアラームの音が鳴った。すぐ音楽をかけ直して(高橋が)“ああっ”と気づいた」と笑顔で振り返る。村元も同じように仲間からの祝福を受けたという。

 アイスダンスとして世界を経験してきた村元と、シングルのトップスケーターとして活躍してきた高橋は結成2季目となる。村元は4年ぶりで、高橋は違う競技で9年ぶりの世界選手権舞台。お互いに一つ歳を重ね、実力や信頼関係も増した。「練習してきたことを信じて、お互いに信じ合って楽しむ」と村元が言えば、高橋も「ビビらず思い切り、失敗してもいいという気持ちで世界選手権の貴重な時間を楽しめれば」と語る。世界トップ10を目指す今季ラストの大一番。強固な信頼関係で、勝負のリンクに向かう。

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2022年3月22日のニュース