村元、高橋組「氷が硬くてビックリした」「40歳まで半分か…」 ~世界選手権開幕前の一問一答~

[ 2022年3月22日 20:11 ]

<世界フィギュア2022>本番リンクで練習する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 あす23日に開幕する世界選手権の公式練習が22日、フランス・モンペリエの会場で行われ、アイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が本番リンクで調整した。

 北京五輪の出場を逃しながらも、今年1月の四大陸選手権で銀メダルを獲得した結成2シーズン目の2人。この日の練習後には現地入り後初めて報道陣の取材に応じ、意気込みなどを次のように語った。
 
 【村元、高橋組と一問一答】
 
 ――本番リンクの氷の感触は?
 高橋「硬い。硬くてビックリしました。慣れてくるとは思いますけど。シングルの子が大丈夫かなと思ったぐらい硬かった(笑い)」
 村元「最初、氷に乗った瞬間に押そうとしたら、逆に跳ね返った。会場の雰囲気は凄い素敵だなと思いました」

 ――いつ到着?
 高橋「昨日の昼に到着しました」

 ――疲労は?
 高橋「特に問題もなく」

 ――それぞれ久々の世界選手権
 村元「久しぶりの感覚というか、初めての感覚というか、自分でもまだ把握しきれていないけど。やっと世界と戦えることに関してはワクワクする。周りから“久しぶり”“元気だった?”と声を掛けられて、うれしい反面、周りは4年前からレベルアップしているので。世界のチームと戦えるのは楽しみだという感じはします」
 高橋「僕は9年ぶりなんですけど、カテゴリーが違うので。一緒にいるメンバーも、TVで見ていた人だったり。初心者じゃないですけど、そういう気持ちが強い。全く新しい気持ちで、ワクワクしています。その経験や感覚を楽しんでいるのかなと思います」

 ――白の衣装で臨むのは確定?
 高橋「確定ではないです。今日は着ていいよ、と(笑い)。マリナ次第です」

――四大陸選手権後の強化は?
 村元「(練習してきたことは)GOEというか、加点をどれだけ引き出せるか。丁寧にどれだけできるか」
 高橋「細かい修正がほとんど。フリーのリフトを一つ変えたのが唯一、大きい変更ぐらいで」

 ――五輪での小松原組の演技を見て
 村元「団体は素晴らしい演技で、今できることをこなしていた。私も初めての五輪で凄い緊張したことを覚えているので。そういった意味でも、落ち着いてできていたなと感じますし。個人戦ではフリーに進めなかったのは悔しかったと思う。でも、できることをしっかりできていたんじゃないかなと思うので」
 高橋「精いっぱいを五輪で披露できていたと思うので。全力は出せていたんじゃないかなと。僕たちは、世界選手権で100%の演技をできるように。そういう意味で刺激をもらいましたし、負けないようにしなきゃな、と思います」

 ――五輪全体を見ての感想
 高橋「トップ10を目標に掲げていましたけど、トップ10は凄いなとものすごく感じて。簡単には食い込めないなと。改めて世界のレベルの高さを感じつつ、そこに食い込んでいきたいなというモチベーションにもなった」

 ――今大会の目標は?
 村元「大きな目標としてずっと前からも言っていた、トップ10というのは難しくて壁も高いけど。本当に自分たちのベストで最高の演技をするのが一番大事な目標です」

 ――高橋選手は36歳になった。変わったことは?
 高橋「変わっていないけど、気持ち的に“40歳まで半分か”と(笑い)。ここらへんになってくるとあんまり変わらないですね(笑い)。

 ――どんな1年にしたい?
 高橋「とりあえず世界選手権は大きな目標だったので。この1年というより、この世界選手権で、やってきたことの全てを出し尽くしたいという気持ちを持っています」

 ――改めて今大会も目標を
 村元「悔いなく、全力で思いっきり滑りたい。自分たちがやってきたこと、練習してきたことを信じ合って。
 高橋「ビビらずに。失敗してもいいやという気持ちで、この世界選手権という貴重な時間を楽しみたい」

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