マラソン男子・鈴木健吾「積極的な走りで勝負したい」世界選手権トップ争いへ名乗り

[ 2022年3月11日 15:39 ]

東京マラソン2021・男子マラソン、日本勢トップの4位でゴールする鈴木健吾
Photo By 代表撮影

 マラソン男子の日本記録保持者の鈴木健吾(26=富士通)が11日、オンライン取材に応じた。出場を確実としている7月の世界選手権(米オレゴン州)へ向けて「順位が大事だと思う。東京マラソンでは前で勝負ができなかった。世界選手権では前(先頭集団)で勝負できる積極的な走りで勝負したい」と意気込みを口にした。

 鈴木は昨年2月のびわ湖毎日マラソンで日本記録2時間4分56秒を樹立。先週の東京マラソンでは日本歴代2位の2時間5分28秒で日本勢トップ4位だったが、世界記録保持者のキプチョゲ(ケニア)ら先頭集団との勝負は控えた。「本調子なら前の集団で挑戦したかった。フタを開けると3分の差があった。そこに行くまでの道のりは険しい」と分析。「これから世界と戦っていく上では(2時間)4分台、3分台を日本全体で目標にしていくべき」と語った。

 妻で東京五輪女子8位の一山麻緒(ワコール)とは東京マラソンで夫婦での合計タイムでギネス記録を更新。「(記録は)サプライズでした」と笑う鈴木が夫婦でターゲットとするのは世界選手権、そしてパリ五輪出場となる。「五輪は凄く特別に出たい。何としてでも(選考レースの)MGCで代表をつかみとって、しっかり戦えるようにしたい。メダル争いできるように、経験値や、そもそもの強さを磨いて、しっかり勝負できるように強さ、速さを磨きたい」と決意を新たにした。

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2022年3月11日のニュース