奈紗が首位発進 フェアウエーキープ&パーオン率100%「集中できた」ボギーなし63!

[ 2022年3月11日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ホンダLPGA第1日 ( 2022年3月10日    タイ サイアムCC=6576ヤード、パー72 )

ホンダLPGA第1ラウンド、11番でティーショットを放つ畑岡。9アンダーで首位
Photo By ゲッティ=共同

 ツアー通算5勝の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が9バーディー、ボギーなしの63をマーク。スヒョン・オー(25=オーストラリア)、エスター・ヘンゼライト(23=ドイツ)と並び首位発進した。渋野日向子(23=サントリー)は5バーディー、ボギーなしの67で17位。笹生優花(20=ICTSI)は6バーディー、2ボギーの68で23位につけた。

 バーディーを量産し、2月のドライブオン選手権以来の首位発進。畑岡は「目の前のショットに集中できた」と充実感を漂わせた。

 1番でバーディー発進。4番は10メートルのロングパットをねじ込み、8番パー3ではもう少しでホールインワンのスーパーショットを披露した。12、14、15番では2~3メートルにつけて、18番パー5ではアプローチを1メートルにピタリ。上がり7ホールで5バーディーの快進撃で締めくくった。

 フェアウエーキープ率、パーオン率ともに100%の完璧な内容に「ドライバーはヒールに当たったりして思ったより距離が出ないこともあるが、フェアウエーに置くことが大事。そこはできたと思う」と胸を張った。

 現在ショットの修正に取り組んでいる。特に意識しているのがダウンスイングの角度。練習日に「PWと9Iが飛んでいない。鈍角に来ているのが距離のロスにつながっていて修正が必要。ただ上から入れればいいわけでもないので調整は難しい」と頭を悩ませていたが、試行錯誤が実を結び始めたようだ。

 「(パットは)しっかりめに打たないと、最後に切れてしまうのでそこは意識していた」。合計27パットとグリーン上でも安定感抜群。今季自己最少スコア63をマークした。

 この大会は昨年の31位が最高成績で、得意なコースとはいえないが、今季初優勝の期待を抱かせる好スタート。畑岡は「明日も引き続き一打一打集中して頑張りたい」と力を込めた。

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