日本プロゴルフ殿堂入り 塩谷育代「今でも自分で良いのかなという気持ちでいっぱいです」

[ 2022年3月11日 19:00 ]

左から尾崎直道氏、塩谷育代氏、安田春雄氏(日本プロゴルフ殿堂提供)
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 尾崎直道や安田春雄、岡田美智子らとともに日本プロゴルフ殿堂入りを果たした塩谷育代(59)は「歴代の諸先輩方の功績や戦績を見て、今でも自分で良いのかなという気持ちでいっぱいです」と素直に話した。

 子供の頃に樋口久子にあこがれプロゴルファーを目指した。樋口と同じように中学時代は陸上部に所属して活躍。「樋口さんが、確かオーストラリアか何かで優勝されたのをテレビで見て、その時にはじめてスポーツが仕事になるというのを知りました。勉強するのが嫌いだったので、スポーツをやってて仕事になるなんて、楽なことはないなと思ったんです。樋口さんが陸上出身だったので、陸上部に入って足腰を鍛えればいいんだと道筋を教えてもらいました」と振り返った。

 式典ではその樋口から顕彰状を渡された。「私本当にゴルフがへたで、本当に偶然プロになってしまったんですけど、コースの経験があまりなかった。それで父親が“強くなりたいなら群馬県の鳳凰ゴルフ倶楽部に行きなさい”と。そこに謝敏男さんが所属されていて、金井誠一さんもトレーニングにいらっしゃっていた。そこで(東海大元教授の)田中誠一先生と一緒にトレーニングさせてもらうことになったんですね。今思うと、田中先生が教えていた、謝敏男さんも金井さんも殿堂入りされた。やっぱりトレーニングの大切さというのは改めて感じました」と述懐していた。

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2022年3月11日のニュース