ウッズ　涙のスピーチ、世界ゴルフ殿堂入り記念式典「全ての人に感謝」

世界ゴルフ殿堂入り式典で、感極まるウッズ（AP）
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　世界ゴルフ殿堂入りの記念式典が9日、フロリダ州ポンテベドラビーチで行われ、元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ（米国）が出席した。腰や膝の故障を乗り越え、19年にマスターズで11年ぶりのメジャー勝利を挙げ、同年秋にツアー82勝目で通算最多に並んだレジェンドは「ゴルフは個人競技だが僕は家族、仲間とともに戦ってきた。全ての人に感謝したい」と語り、喝采に包まれた。

　スピーチでは子供時代を振り返り、大会出場のため「両親は自宅を抵当に借金をした」と明かし、母クルティダさんを前に涙。「肌の色のせいでクラブハウスに入れなかったこともある」と差別との闘いにも触れた。

　昨年2月に自動車事故で脚に大ケガを負ったウッズは現在、リハビリに励んでいる。