北京パラリンピックに“日本の人気アニメキャラ”登場!? 存在感抜群で記念撮影の列

[ 2022年3月11日 21:33 ]

北京冬季パラリンピック第8日 ( 2022年3月11日    雲頂スノーパーク )

 鼻を赤く塗り、左右の頬に3本のひげを描いた「ドラえもん」の姿で、男子バンクドスラローム下肢障害に出場した田渕伸司
Photo By 共同

 冬の祭典に、あの“人気アニメキャラクター”が登場した。スノーボード・バンクドスラロームが行われた雲頂スノーパーク。競技真っ最中の会場で、とある“撮影会”が開催されていた。

 その輪の中心にいたのは、日本代表でパラ初出場の田渕伸司(40=兵庫・和田山特別支援学校教)だった。田渕の顔をよく見ると、何かが書かれている。鼻は赤く塗りつぶされ、左右両方の頬には黒色で3本のひげ。さらに、ヘルメットは青。「ドラえもん」だ。

 競技を終えた田渕は、報道陣に向かって前置きした。「自分では書いてないので」。笑いながら説明を続けた。「(青い)服装と、太ってお腹が出てきて、ヘルメットが青かったので、(チームの仲間たちから)“ドラえもん”と言われた」。書いたのは、同じく日本代表の小須田潤太(31=オープンハウス)。その他、チームみんなで温かく見守っていたという。

 その人気ぶりは絶大だった。「いろんな国の方が集まってきた…。英語話せないのに」と照れながら話す田渕。さらに、岡本圭司(40=牛乳石鹸共進社)は「ヘルメットが(青かったから)ドラえもんっぽいなと思った。それで、“ペン誰か持ってないか?”と聞いたら、コーチが持っていたので、それで書いた。(他国の選手たちは)めちゃくちゃなごんでた。特に韓国の選手たちが凄く喜んでいて、列に並んで記念撮影し始めた」と明かした。

 続けて岡本は、田渕の人柄について、こう語った。「彼が一人いるおかげで、いつもリラックスして(試合に)挑めたりとか。(日本チームに)絶対にいないといけない存在」。田渕はこの日、結果は18位だったが、その存在感は抜群だった。

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2022年3月11日のニュース