内村航平「美しさを存分に見せられたら」12日に引退演技会

[ 2022年3月11日 14:20 ]

<KOHEI UCHIMURA THE FINAL前日練習>笑顔を見せながら会見する内村航平 (撮影・白鳥 佳樹)
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 体操男子の内村航平(ジョイカル)が引退演技会となる12日の「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」を控え、11日に会場の東京体育館で会見を行った。

 「あまり最後という感じはなくて、ほんとにこういう舞台を用意してくださって、感謝の気持ちしかない」とし、「最後だからとかじゃなく、やらなきゃいけないことをやらなきゃいけないだけ」と静かに闘志を高めた。

 こだわりを持っていた個人総合と同じ6種目を演技する予定。全盛期のような難度ではないが、譲れない思いを込める。「今まで大事にしてきた美しさと、着地を止めるところ。美しさは今までと同じように意識しなくても表現できるレベルにあると思う。着地は不安はあるけど、できるだけ多く着地を止めることができれば会場も盛り上がるかな。最後に自分が今までやりたかった美しさというところを存分に見せられたらいい」と話した。

 体操界では異例となる舞台には、16年リオデジャネイロ五輪の団体をともに制したメンバーと、昨夏の東京五輪の代表も勢揃いする。「リオのメンバーに関しては、いろんなことを達成してきているので、これ以上頑張って欲しいとかよりかは自分のやりたいこと、表現したいことを追求してやってほしい」と話し、「東京のメンバーは僅差で団体で負けているので、日本の体操が一番強いというのを証明してほしいという思いが強い」とエールを送った。 

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