勝みなみが首位と3打差の4アンダーと好発進 「初日いい位置で。その願いがかなったかな」

[ 2022年3月11日 17:03 ]

<明治安田生命レディース・第1日>18番、惜しくもバーディーを外し、ちょっとむくれる勝みなみ(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、明治安田生命レディース(賞金総額8000万円、優勝賞金1440万円)は11日、高知県香南市の土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕した。明治安田生命所属のホステスプロ・勝みなみ(23)は14番からの3連続を含む5バーディー、1ボギーの68で回り、首位とは3打差の4アンダー、6位の好スタートを切った。プロ13年目の西木裕紀子(30=須磨産業)がツアー自己ベストを2打更新する65をマークし、7アンダーで自身初体験の首位スタートを決めている。

 「初日いい位置で。その願いがかなったかなと思います。去年とは比べものにならないくらいです」

 所属プロの大役を初めて担った昨年のこの大会は初日に78を叩いて110位と大きく出遅れた。2日目も75とスコアを崩して104位で予選落ち。1年前とは天と地ほど違う好発進に自然と笑みがこぼれた。

 自身初のホステスVを目指す勝がゲームの流れを引き寄せたのは距離の短い11番パー4(296ヤード)。ティーショットを5Wで刻み、残り87ヤードの第2打をSW(58度)でピン奥2・5メートルに運んでバーディー。10番パー5(544ヤード)で9メートルを3パットし、ボギーを叩いた嫌な流れを打ち消し、14番からの3連続バーディーにつなげた。

 継続的な肉体改造によりプロデビューした2017年より10ヤード以上、飛距離が伸びた。強くなった肉体を持て余し、この2年はアイアンショットの縦の距離感に悩んできたが、このオフに100ヤード以内を徹底強化し、SW=90ヤードという距離感を体にしみ込ませた。その成果が現れたのがこの日の11番だった。

 今季から明治安田生命所属プロの仲間入りを果たしたプロ5年目の鶴岡果恋(21)が勝と同じ4アンダー、6位の好発進。新人の小倉彩愛(21)も1アンダー、35位とまずまずのスタートを切った。残り2日間、ホステスプロによる上位争いにも注目が集まる。

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2022年3月11日のニュース