高梨沙羅がW杯で北京五輪以来の復帰ジャンプ 予選4位で決勝へ「メッセージに励まされ、今ここに」

[ 2022年3月2日 22:08 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第14戦 ( 2022年3月2日    ノルウェー・リレハンメル ヒルサイズ=HS140メートル )

W杯女子個人第14戦の予選で着地する高梨沙羅
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 北京五輪代表でノルディックスキー・ジャンプ混合団体1回目にスーツ規定違反で失格処分を受けた高梨沙羅(25=クラレ)が、五輪以来となる復帰戦に臨み、予選は132・0メートルを飛んで121・6点をマーク。4位でこの後に行われる決勝に進んだ。

 高梨は3度目の出場となった北京五輪で個人4位でメダルを逃し、新種目の混合団体では1回目に大ジャンプを見せるもスーツ規定違反で失格に。泣き崩れるほどのショックを受け、その後は自身のインスタグラムに「今後の私の競技に関しては考える必要があります」と記すなど、一時は引退をほのめかす事態となっていた。

 五輪後に直接欧州入りしていた高梨は、W杯再開初戦だった先週のオーストリア・ヒンツェンバッハでの個人2戦と団体1戦は欠場。心身の静養を経て復帰し、予選から日本女子のエースらしいジャンプを披露した。

 ▼高梨沙羅 五輪を終えてから本当にたくさんの方々のメッセージに励まされ、支えられて、今ここにやっと立つことができた。自分のジャンプをすることで、見てくださる方々に何かを感じてもらうことができれば幸せなこと。

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