女子テニスでウクライナとロシアの選手が対戦 勝ったのはウクライナのスビトリナ

[ 2022年3月2日 14:19 ]

試合後、ロシアのパタポバと握手を交わすウクライナのスビトリナ(AP)
Photo By AP

 メキシコのモンテレイで1日に開幕した女子テニスのモンテレイ・オープン1回戦に、この大会のトップシードとなっていたウクライナのエリナ・スビトリナ(27)が登場。ロシアのアナスタシア・ポタバワ(20)を6―2、6―1で下して2回戦に進出した。

 AP通信によれば、スビトリナはロシアのウクライナ侵攻を受けて当初は「メキシコでポタバワとは対戦しないし、ロシアとベラルーシの選手と試合は行わない」と語っていたが、国際テニス連盟(ITF)、男子のATP、女子のWTAの各団体が管轄する各大会において今後、国旗や国歌などロシアのシンボルになるものは使用を全面的に禁止するという措置を受けて翻意。「ボイコットするよりも試合をすることで何かができると判断しました。それが私の使命」と語り、ウクライナ国旗と同じ青と黄色のウエアを着て試合に臨んだ。

 ただし「ロシアの選手を責めたりすることはしません。彼女たちと侵攻は無関係です」と選手間に敵対心はないこともアピール。なお2回戦ではブルガリアのビクトリア・トモバ(27)と顔を合わせることになっている。

続きを表示

2022年3月2日のニュース