高梨沙羅 3日W杯で五輪以来の復帰決定、個人第14戦に出場 全日本スキー連盟が発表

[ 2022年3月2日 17:50 ]

ジャンプ女子・高梨沙羅
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 全日本スキー連盟は2日、北京五輪代表でノルディックスキー・ジャンプ混合団体1回目にスーツ規定違反で失格処分を受けた高梨沙羅(25=クラレ)が、同日(日本時間3日未明)にノルウェー・リレハンメルで行われるW杯女子個人第14戦に出場すると発表した。

 3度目の出場となった五輪は個人戦4位でメダルを逃した高梨は、新種目だった混合団体の代表に選ばれたものの、1回目にスーツ規定違反で失格。泣き崩れるほどのショックを受けていた。その後は日本には帰国せずに直接欧州へ移動。2月8日には自身のインスタグラムに「今後の私の競技に関しては考える必要があります」と記し、進退を検討していることを明かしていた。

 先月24日には全日本連盟が高梨の「今後の大会出場は未定」と発表。直後にオーストリア・ヒンツェンバッハで開催された個人2戦と団体1戦は欠場していた。その団体戦では出場した伊藤有希(土屋ホーム)らがカメラに向かって「沙羅ちゃん、元気?」と笑顔で呼びかけるなど、チームメートも待ちわびていた復帰戦。大きな失意を乗り越え、日本女子のエースが再び大空を舞う。

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