渋野日向子　米ツアー本格参戦初戦へ「念願の米ツアーの第1戦。スタートをしっかり頑張りたい」

笑顔で手を振る渋野（ゲッティ＝共同）
Photo By ゲッティ　イメージズ

　米女子ゴルフのHSBC女子世界選手権は3日から4日間、シンガポールのセントーサGCで開催され、渋野日向子（23＝サントリー）が米ツアー本格参戦初戦に挑む。

　開幕前日の2日、ツアーメンバーとしてのデビュー戦を前に渋野は「やっと開幕することができるので楽しみな気持ちが多い」と期待感をにじませた。

　昨年12月、米ツアー最終予選会で20位に入り今季の出場資格を勝ち取った。帰国後は隔離期間を経て国内で調整していた。

　「体力強化もしたし、ゴルフの内容もグリーン周りだったり、ウエッジの精度もしっかり練習してきた」と充実の表情を見せた。

　昨年のこの大会は4日間オーバーパーで通算11オーバーの67位に沈んだ。ただ当時はスイング改造の初期ということもあり「昨年は思うようなゴルフができなかったけど、その時よりは自分らしいゴルフができるとは思う」と前向きに捉えている。

　「グリーンも難しいし、距離も長いので、どれだけパーオンできるか、ピンと同じ段に乗せられるかが重要かな」とコース攻略のポイントを挙げた。

　憧れの舞台での戦いが始まる。「1年間を通して戦えるのが楽しみ。念願の米ツアーの第1戦。スタートをしっかり頑張りたい」と力を込めた。