日和佐、出番や 神戸のベテランSHが東京SG戦で先発「いい方向に持っていけたら」

[ 2022年3月2日 19:24 ]

マスク着用のまま紅白戦に参加する神戸のSH日和佐篤
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 ラグビーリーグワンの8位神戸(旧神戸製鋼)は4日、東京・秩父宮で2位東京SG(旧サントリー)と対戦する。2日には出場登録メンバーが発表され、日本代表キャップ51のベテランSH日和佐篤(34)が負傷のフランカー橋本大輝主将(35)に代わってゲームキャプテンを務めることになった。

 「リザーブにはバイスキャプテンの(李)承信もいますし、チームにはリードしてくれる選手がたくさんいますから彼らに助けてもらいながらいい方向に持っていけたらなと思ってます」

 チーム内に新型コロナウイルス陽性者が発生したため2月19日の第6節トヨタ(旧トヨタ自動車)戦、2月27日の第7節大阪(NTTドコモ)戦はいずれも不戦敗。その前のオープンウイークを含めると今回の東京SG戦が4週間ぶりの実戦となる。

 チーム活動休止中は選手が同じ空間で鉢合わせしないようジムなど施設利用の時間割を作成し、2人以上での練習のほか、ボールの使用も禁止した。2月27日のチーム活動再開後も練習中は常にマスク着用を義務づけるなど感染予防対策を強化してきた。

 日和佐自身、一人で河川敷を走るなど細心の注意を払いながら古巣東京SG戦に備えてきた。

 「短いなりにいい準備ができたと思ってます。マスクをつけてというのはキツいですけど仕方ないこと。以前にマスクで練習したことがあってその時は効果もありました。プラスにとらえてやるしかないと思ってます」
 
 マスク着用の苦しい練習もスタミナ強化の一環と前向きに考えている。

 東京SG戦ではともに兵庫・報徳学園高の後輩にあたるフランカー前田剛(26)がリーグ戦初出場初先発を果たし、フランカー井上遼(24)が控えとしてベンチ入りを果たす。「そろうかもしれませんね」。神戸の地元報徳勢のそろい踏みもモチベーションに、27―22で勝利した首位東京ベイ(旧クボタ)に続く上位勢の切り崩しを狙う。
 

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2022年3月2日のニュース